皆さんは車で音楽を聴くときにどのようにして聴いていますか?
多くの人は車に乗り込みAUXまたは、Bluetoothを繋いで、iPhoneでミュージックアプリを開いて再生して、運転し始めるかと思います。
車に乗り込みエンジンを始動させたら音楽が自動的に再生されたら便利ではないでしょうか?
CarPlayやiPhone接続時に自動再生させるカーナビがあればいいですが、オーディオやナビを買い換えるとなると、結構な値段になってしまいます。
今回紹介する方法を使えば、安価でiPhoneの音楽を自動的に再生させることができます。
iPhoneで音楽を自動再生させる仕組み
今回の方法ではショートカットのオートメーション機能を使用します。
オートメーション機能を使用して、充電開始時に音楽を再生させるように設定します。
また、充電が接続解除されたときに一時停止するように設定しておけばエンジン始動と連動させることが可能となります。
前提として、車にAUXまたはBluetoothで音楽を再生できる環境が整っていることが必要となります。
iPhoneで音楽を自動再生させるために必要なもの
iPhoneで音楽を自動再生させるために必要なものは、
- 車で音楽を再生できる環境
- 音楽再生と同時にiPhoneを充電できる環境
- ショートカットアプリ
の3つになります。
それぞれ詳しく紹介していきます。
車で音楽を再生できる環境
カーオーディオによって、AUXだったり、Bluetoothが内蔵されていたりと異なります。
また、純正のカーナビやオーディオでは、外部入力アダプタを接続することでAUXが使えるようになるものもあります。
以下の商品ならDAC(デジタルアナログコンバーター)が内蔵されていてハイレゾでの出力が可能となっていますのでおすすめです。
音楽再生と同時にiPhoneを充電できる環境
今回紹介する方法では、上記商品の他に充電する環境も必要となりますので、下記のようなMagSafeで充電できる商品も購入しておくといいでしょう。
AUXと充電が同時できるアダプタも有用
MagSafe対応ケースを使っていない場合やすでにホルダーの用意がある場合は、AUXと充電が同時にできるアダプターを購入するといいかもしれません。
以下の商品もDACが搭載されており、ハイレゾの出力が可能なものとなっています。
その他
AUXケーブルや車種によってはRCAケーブルも必要になるかもしれません。
充電させるための電源アダプタも必要です。
Anker 323 Car Charger
- USB-Cポート:最大30W
- USB-Aポート:最大22.5W
ショートカットアプリ
ショートカットアプリは標準アプリとして最初からインストールされていますが、消してしまった場合や見つからない場合は、以下からインストールし直すことが可能です。
iPhoneで音楽を自動再生させる方法
オートメーションを作成していくのですが、その前に自動再生に使用するAUXケーブルやBluetoothデバイスをiPhoneに接続しておきます。
充電器が接続されたら再生を行うオートメーションを作成する

ショートカットアプリを開いて「オートメーション」タブを選択し、右上の「+」をタップします。

下部の方にある「充電器」を選択します。

「接続されている」だけにチェック、「すぐに実行」を選択、「実行時に通知」をオフにして「次へ」をタップします。

「新規の空のオートメーション」をタップします。

「アクションを追加」をタップします。

検索ボックスに「再生出力先」と入力して「再生出力先を変更」を選択します。

追加されたアクションの「再生出力先を iPhone に 設定」の「iPhone」をタップします。


ここで接続されているAUXケーブルやBluetoothデバイス(画像ではRealtek USB2.0 Audio)を選択します。

下部の検索ボックスに「再生」と入力して「再生/一時停止」を選択します。


追加されたアクションの「再生/一時停止」をタップして「再生」を選択します。

- iPhoneが電源に接続したとき
- 再生出力先を⚪︎⚪︎(画像ではRealtek USB2.0 Audio)に 設定
- iPhone で 再生
となっていれば大丈夫です。

右上の「完了」をタップすると、オートメーションが登録されます。
充電器が接続解除されたら再生を停止するオートメーションを作成する


次に先ほどと同じく、右上の「+」をタップして、下部の方にある「充電器」を選択します。

今度は「接続解除されている」だけにチェックし、「すぐに実行」を選択、「実行時に通知」をオフにして「次へ」をタップします。
「接続されている」のチェックを外すのを忘れないでください。

「新規の空のオートメーション」をタップします。

「アクションを追加」をタップします。

検索ボックスに「再生出力先」と入力して「再生出力先を変更」を選択します。

追加されたアクションの「再生出力先を iPhone に 設定」の「iPhone」をタップします。


接続されているAUXケーブルやBluetoothデバイス(画像ではRealtek USB2.0 Audio)を選択します。

下部の検索ボックスに「再生」と入力して「再生/一時停止」を選択します。


アクションの中にある「再生/一時停止」をタップして「一時停止」を選択します。

- iPhoneが電源から接続解除されたとき
- 再生出力先を⚪︎⚪︎(画像ではRealtek USB2.0 Audio)に 設定
- iPhone で 一時停止
となっていれば大丈夫です。

右上の「完了」をタップすると、オートメーションが登録されます。
AUXケーブルやBluetoothデバイスが接続されている時だけ有効
今回、オートメーションのアクションの中に「再生出力先を変更」を入れましたが、これは充電だけをしたときに音楽が再生されてしまうのを防止するために入れています。
充電が接続されたときにアクション中で設定したAUXケーブルやBluetoothデバイスが接続されていないと、再生出力先を変更のアクションが実行できず、エラーが発生してこの時点でオートメーションが中断され、再生されないようになっています。
ただし、エラーが発生したことを伝える通知が充電した時と充電を解除するたびに表示されてしまいます。
このエラーが発生したことを伝える通知をオフにする方法を次項で紹介します。
ショートカットの通知をオフにする方法
前述したショートカットでエラーが発生したことを伝える通知ですが、設定→通知の項目にショートカットがないため、通常の方法ではオフにすることができません。
ですが、スクリーンタイムの通知設定からオフにすることが可能となっています。
以下からやり方を紹介します。

設定アプリを開いて「スクリーンタイム」を選択します。

「すべてのアプリとWebサイトのアクティビティを確認する」をタップします。
最下部の通知という項目の中から「ショートカット」を探していきます。

「表示を増やす」をタップすることで表示される項目が増えます。

ショートカットを見つけたら項目の右に「>」が表示されていることを確認して「ショートカット」をタップします。


「>」が表示されていない場合は、上部の「今週」と書かれている左側の「<」をタップして、「先週」の表示に切り替えると表示されます。

「通知を許可」をオフにすることで、ショートカットの通知が来なくなります。
ただし、本体の再起動をすると、ショートカットの通知がオンに戻ってしまうので、本体の再起動後は同じ手順で通知をオフにする必要があります。
まとめ
今回はiPhoneで自動再生を可能にする方法を紹介しました。
オートメーション機能を使うことによって、様々なことを自動化することができますので、ぜひ自分なりにカスタマイズして使ってみてください。
また、「車で音楽を再生できる環境」でMagSafe対応のホルダーを紹介しましたが、MagSafe対応のホルダーは本当に便利です。
すっきりとした見た目で、楽に着脱できて、ケーブルレスで充電が可能です。
さらにMagSafeのための磁石がついたiPhoneケースを使用すると、走行中の落下の心配もありません。
最後にMagSafe対応のiPhoneケースを紹介したいと思います。
MagSafe非対応のiPhoneやお気に入りのケースを使いたい場合は、iPhoneケースに貼り付けるタイプのMagSafeシールを使用することでMagSafeを使うことができ、磁石を強力にすることができます。
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