今回はスマホが車のOBD2診断機になるInfocarスマートスキャナー「IO180-PH」を購入したので紹介します。
診断機の他にもスマホと連動して色々な機能があるのでぜひ最後まで読んでみてください。
IO180-PHとは?スマホで使えるBluetooth内蔵OBD2診断機
IO180-PHの本体はBluetooth内蔵のOBD2アダプタとなっており、車両のOBD2ポートに差し込むだけで、スマホとBluetooth接続して車の状態を診断できるアダプター型診断機です。
スマホ上で「Infocar」アプリを使用することで、車の診断やモニタリングなどができるようになります。
IO180-PHの特徴
- Bluetooth内蔵:無線でスマホと簡単接続
- iPhone/Android両対応
- 専用アプリ「Infocar」無料提供・生涯アップデート無料
- 車の故障診断(DTC)やリアルタイムモニタリングが可能
- 走行履歴や燃費、運転傾向の記録にも対応
IO180-PHはiPhoneやAndroidスマホで使える?
IO180-PHは、iPhone(iOS)とAndroidスマホの両方に対応しています。
スマホに以下の専用アプリ「Infocar」をインストールし、Bluetoothでペアリングするだけで使用可能です。
IO180-PH・Infocarアプリでできることとは?

IO180-IHスマートスキャナーとInfocarアプリでできることは以下になります。
- モニタリング
- 車両診断
- ダッシュボード
- 走行記録
- 運転日報
- 運転スタイル
- メンテナンス記録
- 燃料
- HUD
- 駐車確認
- ドライブレコーダー
- エンジンの状態
1つずつ解説していきます。
モニタリング


モニタリングではさまざまな項目を参照して車両の状態をリアルタイムに確認することができます。
Infocarアプリと接続すれば、運転中の車の状態をリアルタイムに可視化できます。
確認できる主な情報:
- エンジン回転数(RPM)
- 車速
- 水温
- 燃費
- アクセル開度
- エンジン負荷
スマホがそのまま高性能メーターに変身します!
また、個別グラフ・統合グラフをタップすることでグラフで車両状態を確認することが可能です。
項目を変更したい場合は、右上の設定アイコンから「項目の変更」を選択することで可能です。
車両診断


IO180-PHでは、エンジン警告灯が点灯した際にOBD車両診断をすることができます。
エンジン警告灯が点灯したとき、その原因となるDTC(故障診断コード)を読み取り、修理後に消去することができます。
これにより、ディーラーに行かなくても初期診断が可能です。
診断では、簡易・基本・詳細・精密の中から選択します。

簡易や基本は診断が早いですが、詳細や精密ではより多くの診断コマンドを使用するため、終わるのに時間がかかります。

「故障コードをクリア」でメーター内に表示されたエンジン警告灯を消灯させることができます。

ダッシュボード

ダッシュボードでは、好きなウィジェットを配置して車の状態を一目で把握できます。
運転走行時にダッシュボードを表示しておくと良いでしょう。
ダッシュボードは複数ページに好きなアイテムを好きな場所に配置することができます。
走行記録

走行記録では、GPSと連動して過去の走行ルートや距離、時間、燃料消費を記録します。
ドライブの振り返りや業務での走行記録にも使えます。
距離や走行時間はもちろんのこと、出発地点と到着地点、さらに走行ルートを表示することも可能です。
運転日報

指定した日付間の運転日報を作成することができます。
記録データは走行開始時間・走行終了時間・走行時間、出発地点と到着地点、走行距離のほか、スピードやエンジン回転数、冷却水の温度、燃費などが記録されるようになっています。
作成したファイルはExcel形式となります。
TAXフォーマットを選択することも可能です。
運転スタイル


運転スタイルでは、安全運転と経済的運転ができているか評価してくれます。
アプリが自動的に運転を評価し、以下を数値で表示します。
- 急加速・急減速の回数
- エコドライブスコア
- ブレーキの強さ・タイミング
燃費向上や安全運転の改善にも活用できます。
走行距離・時間、平均・最高速度、平均・最大回転数なども記録されています。
メンテナンス記録

メンテナンス記録では、給油、エンジンオイル交換、スパークプラグ交換などの記録をしておくことで、どのくらい過ぎたかを確認できる機能です。
洗車した日を記録しておくこともできます。
金額も記録しておくことができ、月にどのくらいメンテナンス費用を使っているか把握することも可能です。
燃料

燃料では、瞬間燃費・燃費・燃料消費量・残燃料をリアルタイムで確認することができます。
正確な燃料価格を表示するには、
- アプリの設定→単位→通貨→¥
- アプリの設定→原油価格
の2つを設定する必要があります。
原油価格の「ガソリン」はレギュラー、「ディーゼル」は軽油です。
前回の満タン給油時の価格を入力しておくと、現在消費しているガソリンの価格が計算されて表示されることになるので、経済的な運転に役立ちます。
HUD

HUD(ヘッドアップディスプレイ)では、回転数・走行距離・速度メーターを表示でき、画面をフロントガラスに投影して表示することができます。
フロントガラスに投影する際は、一度画面をタップしてから「︙」をタップして「画面反転」を選択してください。

また、「HUDの設定」からスタイルやテキストの色、背景の色などを変更することができます。
駐車確認
駐車確認では運転終了時に駐車場の位置を確認することができます。
駐車時間を確認したり、駐車した写真の登録、出発時間の通知などの機能が使用できます。
ドライブレコーダー
ドライブレコーダーではスマホのカメラを使用して運転中の映像を記録することができます。
また、録画中に運転時間・走行距離・速度・エンジン回転数・急加速などの異常運転などの確認が可能です。
エンジンの状態

エンジンの状態では、選択した期間のエンジンの状態を確認することができます。
確認できる項目は、冷却水の温度・吸気圧・吸気温度・回転効率量・エンジンの負荷・短期燃料補正・長期燃料補正・空気流入などがあります。
画面下部には選択した期間の情報をグラフで表示されます。
IO180-PHの使い方【初心者でも簡単3ステップ】
- 車のOBD2ポートにIO180-PHを差し込む
- スマホのBluetoothをオンにして「Infocar」アプリを起動
- アプリ上で車種の登録を行い、IO180-PHと接続→データの表示が開始!
設定は一度きりでよく、以後は自動接続されます。
使用上の注意点|常時接続は非推奨
一部の車種(例:マツダ デミオ)では、IO180-PHを常時接続するとエアバッグ警告灯が点滅するなどの不具合が報告されています。
また、OBD2は常時電源が流れており、エンジンを停止していてもIO180-PH電源は点いたままになります。
そのため、長期間の常時接続によりバッテリー上がりになってしまう可能性があります。
対策として:
- ① 使用後は取り外す
- ② ACC(IG)スイッチ付きのOBD2延長ケーブルを使用
「必要なときだけ接続」が安心です。
以下の商品を使用して②の対策をすることが可能です。
よくある質問(FAQ)
- QOBD2とは何ですか?
- A
車載コンピュータと通信するための国際規格で、エンジンや排気系などのデータを取得できます。
2000年以降の国産車ならほぼ対応しています。
- QBluetoothは安定していますか?
- A
Bluetooth 5.0対応で、接続は非常にスムーズ。
Infocarアプリ専用設計のため、他の汎用OBD2より安定性が高いです。
- Q他のアプリでも使えますか?
- A
原則として「Infocar」アプリ専用です。
他のOBD2アプリとの互換性は確認されていませんが、中には使えるアプリもあるようです。
まとめ|IO180-PHはこんな人におすすめ!
- 車の状態をスマホで手軽に確認したい方
- Bluetooth診断機でリアルタイムモニタリングしたい方
- iPhone・Androidに対応したアプリが欲しい方
- 故障コード(DTC)の確認や消去を自分でやりたい方
- コスパ重視で高機能なOBD2診断機を探している方
車の調子が悪い時にモニタリング機能を使えば、様々な項目を数値で確認できますので、原因の特定につながります。
また、車をいじった際に配線の付け忘れなどでエンジン警告灯がついてしまうことがありますが、手元のスマホで消すことができるので、車いじりには必須級のアイテムとなります。




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